壽屋


初日のお昼は、こちらのお店。
 (数日前にお席とお料理は予約済みです。 )

最寄のバス停(武蔵が辻)から歩いて数分。
近江町市場を抜け、大通りを渡ると、古い木造の家屋が見えてきます。

金沢市指定保存建造物に認定されているというこちらの建物は、150年前に建てられた金沢町家。
以後、建て増しをしながら、大切に使われてきたものです。
江戸の末期、明治、大正、昭和、平成と5つの時代それぞれに、
金沢の名工たちが、座敷をつくってきたとの事。
 (すべての座敷を拝見できれば、歴史の流れも楽しめたかもしれません。)
料亭としての使用は、90年以上。
金沢を代表する老舗のひとつです。
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私達が通されたのは、昭和初期のお部屋『宴の間』。
戦前の豪奢な気風を残す大広間です。
老木の床柱や合天井は見事。
畳に敷かれた絨毯が、趣きを下げてしまっているように思えますが、
テーブルと椅子を置くには仕方ないのでしょうね。
室内には、4人掛けのテーブルが4つ。
かなり間隔をあけてあり、清掃や空調状態は完璧。
居心地は申し分ありません。
 
(個室希望の場合は、ひとり315円必要となります。)
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加賀精進料理 お斎 4725円を頂きました。

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湯葉、お麩、野菜の炊き合わせ
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酢の物
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れんず豆の煮物
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お造り(胡麻豆腐、落花生豆腐、蓮根型に切られた蒟蒻)
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鰻もどき(正体は、蓮根。)
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韃靼蕎麦
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里芋のすり流し 梅肉添え
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御飯 (白米に赤紫蘇のふりかけ) 
汁 (あおさ海苔と豆腐のお味噌汁)
香の物
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黒胡麻のお汁粉(冷)
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※ひと品ひと品、お店の方が、丁寧に説明して下さいましたが、
 すみません。正確に憶えきれませんでした。

輪島塗りや九谷焼の器が使われ、盛り付けも美しい。
品を感じます。

 金沢らしいわ。(←勝手にそう思いました。笑)

大変手の込んだお料理の数々。
植物性の単純な材料だけで、ここまで満足できるものを作り出せるのは、料理人の技でしょうね。
「ほぉ~。」
「ひょお~。」
と感心しっぱなし。(笑)

一番面白かったのは、蓮根で作られた鰻の蒲焼もどき。
あのシャキシャキとした食感がほんの少し感じられて楽しい。

お味で印象に残っているのは、ご飯と共にでてきたお湯斗
本来、食事の最後にお椀を綺麗にするために供されたものですが、
ご飯の上からかけてお茶漬けのように食べてもよい、との説明に従い、お茶漬け風で。

お米を炒って、たっぷりのお水で、煮込み、お塩を少し加えただけ、とのことでしたが、
まるで上品なだし汁のよう。他に何か入っているんじゃないかしら?と今でも思う(笑)
炒ったお米の香ばしさに包まれて、なんだかほあ~んと幸せな気分になれました。
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着物姿のお店の方(若女将さん?)は、丁寧な接客態度。
時折、ユーモアを加えた話術に、
全く緊張することなく、
加賀の精進料理を楽しめました。




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